脳卒中になって、人生面白くなってきた

愛犬とリハビリして、再生医療受けて、MBAを取って、起業を目指している人の話

エピローグ

私は家族に恵まれず育ってきた。だから人付き合いが下手だと思う。助けてくれた家族や妻にも、失礼なことはしているのは理解している。ただ上手く生きられないし、変えられないと思う。感謝はしているのですよ。本当に。 結局私は色々なかたに助けていただい…

番外編2 :脳フェスに参加してしまった

脳卒中フェスティバル。通称、脳フェス。脳卒中患者の中では、とても有名な団体。他の患者会って、ずばり患者会なのですよ(笑)患者は守られる存在。家族が主役。だから私は孤独の中でも、絶対に入会しなかった。 私が脳フェスを知ったとき、正直びっくりした…

番外編 :オープンチャットをつくってしまった

SBI大学在学中、私は他の患者の心を理解するためZoomのお茶会とLINEのオープンチャット(匿名で参加できるグループLINE)を立ち上げてみた。Zoomのお茶会はすぐ終わってしまったが、オープンチャットは現在も続いている。患者やその家族が、日々の悩みや楽しみ…

大学院生になってしまった26

2021年9月、私は無事卒業することになった。さらにありがたいことに、首席で卒業できた。正直優秀な方々の中で、頭で敵うわけがない。周りが戦車だったら、私は竹やりを持った歩兵(笑)。事実だからしょうがない。 ただこれだけは言える。2年間120%で取り組…

大学院生になってしまった25

最終結果の発表は、まぁまぁ良かった。ただ様々な問題点も指摘頂いた。さらにM病院との概念実証(PoC)では、自分の事業計画が患者に受けられないことが分かった。お金を稼げる匂いもしない。もう精神的にはどん底。さすがに3日ぐらい悩んだ。 でもよく考える…

大学院生になってしまった24

最終発表は、2021年7月の半ばに行われた。M病院との概念実証(PoC)の折り返し地点。つまり自分の事業計画が、実際に上手くいくものか分からない状態。 SBI大学の講師は、実際に事業経営、スタートアップ支援や投資家も多数いる。さらに最終発表には、外部の投…

大学院生になってしまった23

話は少し戻り、ゼミは後半戦。先輩達は卒業し、後輩が2名入ってきた。やはり2名とも優秀。もう一体何を話しているのか分からない(笑)ただいつも通り気にしない私。そんなことは気にせず、色々と聞き、学んだ。先生・先輩・同級生・後輩、私は素晴らしい方々…

大学院生になってしまった22

2021年7月から、M病院のご厚意で、院内様々な人のご協力を頂き、4名の患者に対し概念実証(PoC)を行った。試験内容は、数少ない通院時間を自主リハでカバーするというもの。中間発表の内容にアレンジを加えておこなった。対象は脳卒中患者だけでなく、様々な…

大学院生になってしまった21

2021年4月、私は実際に再生医療を受けさせていただくこととなった。20分程の点滴治療。遠隔で医師の診断を受け、看護師に点滴をしてもらった。終了間際、体温の上昇を感じた。 2回目の治療は6月に行ってもらった。方法は前回と同じ。2回目ということもあり、…

大学院生になってしまった20

2021年3月吉田先生に、再生医療を行うExoEarth社の西平社長を紹介していただいた。再生医療について、色々と教えていただいた。どの様に勉強するべきか、何を学ぶべきなのか、私は教えていただいた本を読み、ビデオを見た。 ここでは簡単に説明してみる。再…

大学院生になってしまった19

講義中にゼミの吉田先生から、衝撃的な話が出た。脳梗塞など死んだ細胞を改善する治療があるという。再生医療。私はそんなものはないと回答した。だってそんなことが起きたら、私の今までの苦労が報われない。普通そう思うでしょう? 先生は今度、その会社の…

大学院生になってしまった18

中間発表が終了し、私には素晴らしい出会いがあった。M病院、副理事長でリハビリ医である田中先生との出会いだ。 私がYouTubeを見ていると、私と同じ考え方をされている医師がいた。衝撃的であった。私は医師にあまり良いイメージを持っていなかった為、こん…

大学院生になってしまった17

伝手もないのに最初から、病院と組むビジネスプランを組んだ。正気の沙汰ではない(笑)内容は数少ない通院時間を、自宅で行う自主リハでカバーしようとした。自分がそうだった様に。自宅で行う為に何が必要か?そうだ動画だ。めちゃくちゃ単純。沢山動画を作…

大学院生になってしまった16

世の中には自費リハというものがある。読んで字のごとく、社会保険を使わずに自費でリハビリを受けること。正直非常に高い。私も行きたかったが、高くて行けなかった。ただしここで注意が必要なのは、自費リハは決してぼったくりをしている訳ではない。適正…

大学院生になってしまった15

セミに入ってみると、優秀な方ばかりだった。もう笑っちゃうぐらいに。半年先輩が3名、同級生が1名の5名であったが、とても刺激的であった。 私は色々考えた結果、リハビリに取り組むことにした。理由は簡単。自分が苦労したから。脳卒中になると、150~180日…

大学院生になってしまった14

私が入りたいゼミは1番人気。倍率がめちゃくちゃ高い。まぁあんまり深く考えてもしょうがないので、熱意を書きまくった。元から学位なんて興味がなかった。このゼミに入るために入学したのだ。第2希望に関しては、適当に書いて出した。ごめんなさい<m(__)m>まぁ後先</m(__)m>…

大学院生になってしまった13

2年生となり、ゼミを選択することとなった。修士論文など他の選択もあったが、起業しか考えていない私は「事業計画演習」を選択。更に私が入学を決意した、2名の先生が担当するゼミ以外入る気はなかった。「吉田・太齋ゼミ」。担任の吉田先生は、代表取締役…

大学院生になってしまった12

毎日勉強漬けの日々を送っていた。学校はオンラインとeラーニングが中心であったが、対面授業も行われた。色々な仲間ができ、自分の知らない世界を学んだ。結局人間は1人では生きられない。この頃には多少徹夜をしても、何とか踏ん張れる程に体力は回復して…

大学院生になってしまった11

SBI大学では、人間学という授業があった。中国古典などを学ぶことで人間の根幹をつくるというもの。簡単に言うと、「小難しいこと使えても道徳的に問題ある人は組織のトップにはなれないよね」ということ。「論語」、「貞観政要」「孫子の兵法」、中国古典で…

大学院生になってしまった10

その講義が終了する際、先輩が飲み会を企画してくれた。先生は海外に在中していたが、帰国に合わせて開催された。先生は講師を辞め、事業に専念するのだという。当時はコロナなどなかった。とても楽しい時間を過ごさせてもらった。 この時先生に頂いた言葉で…

大学院生になってしまった9

先生、先輩、同級生、みんなが暖かかった。決して私の戯言を馬鹿にせず、自分の知識や経験を惜しみもなく与えてくれた。自分もいつかこうなりたいと思った。 私は結局スマートウォッチが異常を感知して、救急車を直に呼ぶシステムを事業計画書に書いて提出し…

大学院生になってしまった8

1年生の前期。私の人生を左右する授業を選択した。2年で受けるゼミ「事業計画演習」の基礎を教えてくれるという。授業を受ける条件に、「事業計画書を書いたことがある人」とあった。本を1冊読んだだけで書き、周囲をドン引きさせた「自称事業計画書」しか書…

大学院生になってしまった7

授業が開始されると、私の身体は悲鳴を上げた。21時以降起きていることが出来ない身体。ただそんなこと、言っていられない。他の生徒とグループで行う授業もある。もう必死でついていくしかなかった。 私の体力と後遺症の回復は、この学校に通った2年間が大…

大学院生になってしまった6

しばらくすると、大学事務局から連絡が入った。入学式で入学生代表の答辞を行ってほしいという。元々人前で話すことは嫌いだったが、受けることにした。 入学式当日はかなり緊張していた。本学はだけでなく世界中に生徒がいる為、オンラインでも繋がっていた…

大学院生になってしまった5

教育訓練給付金の申請も終わり、後は合格発表を待つだけ。もし落ちたとしても、メールで通知が来るそうだ。 発表日、いくら待ってもメールが来ない。不合格でもメールを出すと言ったのに!17時近くなって事務局に電話をしてみると、すでにメール済みだという…

大学院生になってしまった4

キャリアコンサルティングはハローワークで行われた。専門家の方とマンツーマンで60分程行われた。事前にキャリア・プランシートというものを書き、それに関して面談を行う。 今改めてキャリア・プランシートを見てみると、よくまぁこれで通ったと思う。簡単…

大学院生になってしまった3

教育訓練給付金を申請する為に、最寄りのハローワークへ行った。申請には条件が少しあるが、それほど難しいものではない。これを申請するだけで、学費の半分近くが国から支給される。 申請で1点だけ面倒だったのが、ジョブ・カードだ。簡単にいうと、こうい…

大学院生になってしまった2

入学をする為には、小論文を2つ書かなければならなかった。内容は特に難しいことはなく、自分の経験と熱意を書けば良いだけ。1時間もせずに書けてしまった。ただ読み返してみると、とにかく酷い。読みづらいなんてもんじゃない。今も酷いが、こんなものでは…

大学院生になってしまった

私はSBI大学院大学への入学を決意した。理由は3つ。 1つ目は、eラーニングとオンラインの授業が中心だったこと。弱った頭と身体にはありがたい。 2つ目は、人間学の授業があること。これはSBIグループ代表であり、前学長である北尾氏の教育方針であった。簡…

心に穴があいてしまった8

火葬場へ連れて行く日まで、沢山の人と犬が来てくれた。 火葬場に向かう間際も、考えられない程の人達が集まってくれた。そんな暖かい方々に、私はこんな挨拶をした。今でもはっきりと覚えている。 「12年前、彼が我が家に来た時、私達夫婦はコパンと名付け…