脳梗塞になってしまった7
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脳神経内科の先生は、とても良い方だった。まず私の歩行を見て、緊急でMRIを入れてくれた。撮影は夕方とのことなので、私は病院の食堂に行きミートソーススパゲティを食べていた。隣で妻は呆れていたが、なぜかお腹だけは空くようになっていた。
MRIが終了し、医師の元へ。医師からは小脳梗塞という病名が告げられた。当時の私は、脳梗塞を知らなかった。癌家系だったので、癌にしかならないと思っていた。左小脳がすでに4cm壊死しており、もうそこは直らないのだという。医師は私の両肩を両手で掴み、
「大丈夫。あなたは計算が出来なくなったり、話をしたりできなくなったりすることはない。だから頑張ろう」
正直何を言っているのか、全く意味が分からなかった。