脳卒中になって、人生面白くなってきた

愛犬とリハビリして、再生医療受けて、MBAを取って、起業を目指している人の話

廃人になってしまった2

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 当時の後遺症について少しお話する。少し長くなるが、ご了承を。

1、歩行については、見た目は健常者と変わらないまでになっていた。ただ左足が自分の思った様に上がらず、常におっかなびっくり歩いていた。

2、左手については、肘が上下に大きく揺れていた。失調という。もちろん物なんて持てない。よく右利きだから、左手で良かったねと言われた。とんでもない。世間は両手があることが、前提にまわっている。例えば、紙に名前を書く時。左手で抑えないと、上手く書けない。文鎮でも持ち歩いていれば、別なのだろうが。

3、眼については、かなり苦労した。まず本が読めない。TV・スマホなどブルーライトを発するものは見てられなかった。吐いてしまう。後から知ったが、小脳にダメージを負った私は、眼から入った情報を上手く処理できなくなっていた。車など動くものに乗るのも苦手。とにかく脳が処理できない。

4、寒気は酷かった。今も多少残っている。血行が悪くなり、とにかく寒い。外出する時はヒートテックを何枚も履き、ホッカイロを張り付け、それでも苦しかった。自宅でも暖房器具を抱えて、何とか生きていた。湯船につかるとその場は良いのだが、そこから外に出られなかった。

5、バランス感覚は、特に苦労した。一番苦しいのは、横になることであった。立っていることが1番楽であったが、ずっとそうしているのも体力が持たない。硬い椅子に姿勢を正し、日中はずっと座っていた。夜寝る時は大量に睡眠薬を飲み、強制睡眠。それしかなかった。