廃人になってしまった6
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夕方の散歩は、ご近所の犬が散歩をしている場所を選んだ。コパンに遊んでもらいたいというのもあったが、社会との繋がりを絶たれた私にとって、その場所が全てであった。ご近所の方達は、ただただ暖かかった。ゆっくりとしか歩けない私に、歩調を合わせてくれた。色々と話しかけてくれた。私にはそれが本当に嬉しかった。
結局人を傷つけるのも人。ただどん底から助けてくれるのも人。それを繋いでくれたのがコパンであった。大切な、大切な息子。自分の人生を反省する時間であった。