廃人になってしまった10
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私はアホなりにも、リハビリ時間が少ないことには気づいていた。だから自宅で自主リハを沢山おこなった。鶴は何千羽折っただろう?高校球児に寄贈したいぐらい折った。分からないなりに、専門書も読んだ。左手で電卓を使って計算したり、おはじきを紙コップに入れる練習も鬼の様にしていた。とにかく諦めたくなかった。何をもって普通というかは知らない。別に左手が元通りになったから、普通に戻るのかも分からなかった。ただ諦めるのは違うと思った。だからリハビリを頑張るしかなかった。