脳卒中になって、人生面白くなってきた

愛犬とリハビリして、再生医療受けて、MBAを取って、起業を目指している人の話

心に穴があいてしまった8

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 火葬場へ連れて行く日まで、沢山の人と犬が来てくれた。 火葬場に向かう間際も、考えられない程の人達が集まってくれた。そんな暖かい方々に、私はこんな挨拶をした。今でもはっきりと覚えている。


「12年前、彼が我が家に来た時、私達夫婦はコパンと名付けました。フランス語で、親愛なる、相棒、仲間という意味です。彼はその名の通りに生きてくれました。それだけでなく、私達夫婦に皆様という大事な仲間も繋げてくれました。皆様には感謝しかありません。コパンはいなくなりましたが、今後とも私達夫婦をよろしくお願い致します」

 

私の病気を知って離れていった方も沢山いた。しかしながら助けてくれた方も沢山いた。私の復職までのリハビリ生活の中で、私を最初に救い出してくれたのは近所に住む方々。コパンが繋いでくれた方々。

 私はコパンをペットショップで見た時、なんてブサイクなのだろうと思った。マロみたいな眉毛がある犬(笑) 値段も確か7万5千円。
そんな子が私をどん底から救って、12年という短いドックライフをあっと言う間に駆け抜けていってしまった。私はいつも彼からもらうばかりで、彼に何か与えられたのだろうか?

 3年たった今では、ベランダでは毎年沢山の朝顔が咲き、沢山の種を残してくれている「コパンの朝顔
今でも彼からもらってばかり…

 

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