脳卒中になって、人生面白くなってきた

愛犬とリハビリして、再生医療受けて、MBAを取って、起業を目指している人の話

大学院生になってしまった25

 最終結果の発表は、まぁまぁ良かった。ただ様々な問題点も指摘頂いた。さらに熊本の病院との概念実証(PoC)では、自分の事業計画が患者に受けられないことが分かった。お金を稼げる匂いもしない。もう精神的にはどん底。さすがに3日ぐらい悩んだ。

 でもよく考えると悩むって、賢くて実績のある人が行うことなのですよ(笑)リハビリに困っている人がいるのは、100%事実。やるかやらないかしかない。脳梗塞になって分かったこと。諦めたら終わり。諦めなければ、少しずつだが前には進む。

 最終発表のご指摘を反映し、私は最大限修正した事業計画書を学校に置いてきた。ただそれすら、現時点では全く使えない。起業あるあるですね(笑)

 そして現在、再度熊本の病院のお力をお借りし、第2回目の概念実証(PoC)の準備をしている。一体後何回書き直せば、事業化できるのですかね(笑)

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 最終発表は、2021年7月の半ばに行われた。熊本の病院との概念実証(PoC)の折り返し地点。つまり自分の事業計画が、実際に上手くいくものか分からない状態。 SBI大学の講師は、実際に事業経営、スタートアップ支援や投資家も多数いる。さらに最終発表には、外部の投資家も参加する。その方々の前で発表となる。

 私はプレゼンが得意だねぇ、と言っていただくことがある。ありがたいお話だが、とんでもない。人の10倍は資料作りに時間はかけるし、原稿を作りスピーチ練習は何百回も行う。苦手は努力でカバーするしかない。リハビリも一緒。自分の努力だけは、自分が諦めなければ裏切らない。

大学院生になってしまった23

 話は少し戻り、ゼミは後半戦。先輩達は卒業し、後輩が2名入ってきた。やはり2名とも優秀。もう一体何を話しているのか分からない(笑)ただいつも通り気にしない私。そんなことは気にせず、色々と聞き、学んだ。先生・先輩・同級生・後輩、私は素晴らしい方々の中で本当に恵まれていた。

 卒業した今でもそのご縁は変わらない。1年生からお世話になっている三宅先輩には、いつも助けていただいている。吉田先生、太齋先生にも、変わらずお力添えを頂いている。この学校に来て関わったかた全てに、今も助けていただいている。もちろん学校以外の方々にも。感謝しかない。脳卒中になって、人生面白くなってきた。

大学院生になってしまった22

 2021年7月から、熊本の武蔵ケ丘病院のご厚意で院内様々な人のご協力を頂き、4名の患者に対し概念実証(PoC)を行った。試験内容は、数少ない通院時間を自主リハでカバーするというもの。中間発表の内容にアレンジを加えておこなった。対象は脳卒中患者だけでなく、様々な疾患患者に行っていただいた。

 詳細は割愛する。結果だけお知らせすると、患者さんの求めるサービスには程遠かった。終了後、患者様へのアンケートとインタビューで反省点を抽出した。

 ただその後も無理を言って、1名の理学療法士にお付き合い頂いた。前回の試験でも中心的にご協力頂いた、藤井先生。お忙しい中私の戯言に付き合っていただき、前回問題になった点の改善作業に付き合ってくれた。ご自身のお仕事や研究活動もあるのに。

大学院生になってしまった21

 2021年4月、私は実際に再生医療を受けさせていただくこととなった。20分程の点滴治療。遠隔で医師の診断を受け、看護師に点滴をしてもらった。終了間際、体温の上昇を感じた。

 2回目の治療は6月に行ってもらった。方法は前回と同じ。2回目ということもあり、リラックスして受けられた。

 2回の治療を通じて私が感じた身体の変化について説明する。私は左の肘は勝手に上下に揺れる後遺症(失調)で悩んでいた。猪八戒(入院中の担当医)からは、治らないと言われた後遺症だ。私は4年間のリハビリで、この後遺症もだいぶ改善していた。しかしながら疲労が重なると、その後遺症が出てきていた。その度に、猪八戒がバカにしている様だった。腹が立つ(笑)。しかしながら再生医療後は、疲れても後遺症が出にくくなった。左手の握力も人生最大値をたたき出した。ただ勘違いをしないでもらいたい。私はリハビリも自分なりに続けていた。魔法の薬はないのだと思う。しかしながら再生医療とリハビリの相乗効果は、かなり高いのだと確信した。

大学院生になってしまった20

 2021年3月吉田先生に、再生医療を行うExoEarth社の西平社長を紹介していただいた。再生医療について、色々と教えていただいた。どの様に勉強するべきか、何を学ぶべきなのか、私は教えていただいた本を読み、ビデオを見た。

 ここでは簡単に説明してみる。再生医療とは、読んで字の通り細胞を再生する。その役割をするものは3つ。ES細胞、iPS細胞、体性幹細胞だ。その中で体性幹細胞は、他の2つの細胞に比べると再生能力は限定的だがリスクが少ないと言われている。ちなみにリスクとは、ガン化や拒絶反応のこと。ただしそれでもリスクは0ではない。この会社の再生医療は、さらに安全な方法を取っているとのこと。それは体性幹細胞そのものを使うのではなく、細胞を培養し、その培養液から幹細胞を取り出して滅菌等の各種処理を行った液体を利用するそうだ。エクソソームを利用した治療だ。もうここから先は細かくなりすぎるので、興味のあるかたは私に直接DM下さい(笑)。とにかくリスクは減り、価格も抑えられる方法だそうだ。

大学院生になってしまった19

 講義中にゼミの吉田先生から、衝撃的な話が出た。脳梗塞など死んだ細胞を改善する治療があるという。再生医療。私はそんなものはないと回答した。だってそんなことが起きたら、私の今までの苦労が報われない。普通そう思うでしょう?

 先生は今度、その会社の社長を紹介してくれるという。再生医療など良く知らない私は、半信半疑でお願いをした。