脳卒中になって、人生面白くなってきた

愛犬とリハビリして、再生医療受けて、MBAを取って、起業を目指している人の話

大学院生になってしまった9

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 先生、先輩、同級生、みんなが暖かかった。決して私の戯言を馬鹿にせず、自分の知識や経験を惜しみもなく与えてくれた。自分もいつかこうなりたいと思った。

 私は結局スマートウォッチが異常を感知して、救急車を直に呼ぶシステムを事業計画書に書いて提出した。システム名は「こぱん」。脳梗塞を経験した方はご存じだと思うが、4.5時間以内に専門的な病院でt-pa療法(血栓溶解療法)を受けられれば、40%近くの方が後遺症を抱えずに帰宅することができる。直接医療につながる環境を作りたかった。ただ実際誰がこんな物作るのだ。私は作り方なんて知らない。正直ドラエモンの世界だな。

 それからしばらくするとAppleが、Applewatchが衝撃を感知すると119番通報をしてくれるサービスをスタートした。もちろん本国アメリカでは、同サービスが以前からあったらしい。私はすぐに購入し、現在も愛用している。無知って本当に恐ろしい。

 ただこの時、考え方は間違っていなかったなと変な自信を持った(笑)。この問題は私が解決する課題ではなくなった。というか作れないし(笑)。